子どもが独立したら2階はどうする?夫婦二人の平屋風リノベーションと減築の違い|ブログ|厚木・海老名のリノベーション&大規模リフォーム専門店「リノベハウス」

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2026.10.08

子どもが独立したら2階はどうする?夫婦二人の平屋風リノベーションと減築の違い

お役立ちコラム

厚木市や海老名市にお住まいで、お子さまが独立し、ご夫婦二人だけの落ち着いた生活が始まったという方。使わなくなった2階を持て余し、「いっそ2階を撤去して平屋に減築できないか」と考える方は少なくありません。

しかし現在の法制度や費用面を考えると、減築は必ずしも最適な選択肢とは言えなくなってきています。

そこで本記事では無理に2階を削るのではなく、1階部分を中心にフルリノベーションし、平屋のようにコンパクトで快適に暮らせる「ワンフロアリノベーション」という住まいの形をご提案します。

 

減築を検討する前に知っておきたい2025年の法改正と費用の目安

建築基準法

 

使っていない2階部分を取り壊して平屋にする「減築」は一見すると無駄がなくなり、家の維持管理も楽になる理想的な方法に思えます。しかし建物の構造を大きく変えるこの工事には、事前に知っておきたい注意点があります。

減築を考えるうえで押さえておきたいポイントとほかにどんな選択肢があるのかを、法制度と費用の両面から順に見ていきましょう。

 

減築は手続きが増える場合も。法改正のポイント

これまでは木造2階建て住宅などで一定の条件を満たせば、リフォーム時の確認申請が不要となる「4号特例」という仕組みがありました。しかし建物の安全性をより厳格に確認するため、2025年4月に施行された建築基準法の改正で、この4号特例が縮小されました。

これによりリフォームの内容によっては、これまで不要だった「確認申請」が必要になるケースが広がっています。確認申請とは、計画が現在の法律の基準に適合しているかを審査する手続きです。

減築についても、工事の範囲や建物の状況によって手続きの要否が変わります。また、2階を撤去した後の1階部分について現在の耐震基準などへの適合を確認する必要が出てくることもあり、設計の手間や申請にかかる費用が増える可能性があります。

具体的な要否は建物ごとに異なるため、計画の初期段階で建築士や確認検査機関に確認することが重要です。

 

屋根や足場の工事で費用が増加。新築に近いコストになることも

家 費用

「2階を壊すだけだから安く済むはず」と考えて見積もりを取り、想定より高くなり、あらためて検討し直す方もいらっしゃいます。減築工事は、上半分を壊せば終わりではないからです。

2階を撤去した後は、雨風を防ぐために新しい屋根を作り直す必要があります。これには屋根工事だけでなく、建物の周囲に組む足場の費用もかかります。さらに1階の天井や壁の補修、構造の確認と補強なども必要です。

こうした工事が重なると、費用は数百万円から建物の規模や状態によっては1,000万円を超えることもあります。解体費や廃材の処分費も上昇しているため、ケースによっては新築に近い費用になることもあります。

 

2階を残して1階を整える「ワンフロアリノベーション」

ワンフロアリノベーション

減築には、費用や手続きの面で負担がかかる場合があることが分かりました。そこでご提案したいのが、2階はそのまま残し、「1階部分だけ」をリニューアルして生活のすべてが完結するようにする「ワンフロアリノベーション」です。

屋根を架け替える大規模な工事は不要です。その分、工事規模を抑えやすいのが特長です。子どもたちが帰省したときのゲストルームや、季節外れの荷物を置く納戸として2階を活かしつつ、ご夫婦の生活の場である1階に予算を集中させましょう。これにより家全体のフルリノベーションや建て替えよりもコストを抑えながら、安全で快適な平屋風の暮らしを目指せます。

1階の工事でも、壁・床・天井など構造に関わる部分の大部分に手を入れる場合は、確認申請が必要になることがあります。「2階に手を加えなければ手続きは不要」とは限らないため、こちらも事前の確認をおすすめします。

→ 減築リノベーションについて詳しくはこちら

 

1階だけで生活が完結する「平屋風リノベーション」の魅力

1階だけで生活が完結する「平屋風リノベーション」の魅力

ワンフロアリノベーションの魅力は、生活のすべてを1階で完結させ、まるで平屋に住んでいるような快適さを得られる点にあります。厚木・海老名エリアで長く暮らし続けるには、将来の体の変化を見据えた設計が大切です。

階段のない暮らしの安心感、部屋を細かく区切らない動線づくり、そして費用や工期の面でのメリットを具体的な生活シーンとともに紹介します。

 

階段の上り下りをなくし、将来のケガや負担を減らす

階段の上り下りをなくし、将来のケガや負担を減らす

年齢を重ねるにつれて、毎日の階段の上り下りは負担になりやすいものです。洗濯物を干すために重いカゴを持って2階のバルコニーへ上がったり、掃除機を持って階段を移動したりする場面では、転倒によるケガのリスクも考えておきたいところです。

1階のみで生活が完結するワンフロアリノベーションなら、LDKや寝室、水回りなどの主要な生活空間をすべてワンフロアに集約できます。家事動線がバリアフリーでフラットになるため、日常の無駄な移動を削減可能。さらに段差をなくした住まいに整えておくことで、将来的に足腰が弱くなった場合や車椅子での移動が必要になった際にも、安心してご自宅で暮らし続けられます。

 

部屋を細かく区切らない「回遊性のある大空間LDK」

部屋を細かく区切らない「回遊性のある大空間LDK」

昔の家は応接間、和室、台所など、部屋が壁や扉で細かく仕切られているのが一般的でした。しかしご夫婦二人の暮らしでは細かな仕切りは空間を狭く感じさせ、光や風の通り道をさえぎる原因にもなります。

ワンフロアリノベーションでは1階の不要な壁を取り払い、キッチン・リビング・ダイニングがひと続きになった「回遊性のある大空間LDK」を実現できます。部屋を完全に区切るのではなく、家具の配置や天井の高さの違いで緩やかに空間を分けることで、動線もスムーズになります。

家のどこにいてもお互いの気配を感じられる。広々とした空間で、ゆったりくつろげる住まいです。

壁の撤去には構造上取り除けない壁や柱があるため、事前の調査と設計が必要です。

 

仮住まいの費用を抑えられる「住みながら施工」という選択肢

仮住まいの費用を抑えられる「住みながら施工」という選択肢

家全体をフルリノベーションする場合、工事期間中は仮住まいへの引っ越しが必要になり、家賃や引っ越し費用が数十万円単位でかかります。

工事範囲を1階に絞るワンフロアリノベーションなら費用や工期を抑えやすく、状況によっては2階で生活しながら1階の工事を進める「住みながら施工」ができる場合もあります。仮住まいへの移動による負担を減らせる点は、ご高齢の方にとって大きな利点です。

ただし1階の工事中はキッチン・浴室・トイレなどの水回りが使えない期間が生じるため、2階での生活にはある程度の不便を伴います。仮設のトイレや入浴の代替手段も含め、工事会社とよく相談して判断しましょう。

仮住まいの費用や2階の工事費用を抑えられた分は、1階のキッチンや内装材のグレードアップに回すこともできます。

 

快適さの鍵は「ゾーン断熱」と温度差対策

快適さの鍵は「ゾーン断熱」と温度差対策

1階だけで快適に過ごすには、『断熱』の考え方が大切になります。広い1階を作っても、冬は寒く夏は暑いままでは、快適に暮らしにくいからです。

とはいえ使っていない2階まで含めて家全体を断熱しようとすると、費用が大きくなりがちです。そこで有効なのが、生活する空間を重点的に断熱する「ゾーン断熱」です。コストを抑えつつ快適性を高める仕組みと、1階と2階の温度差への対策を見ていきましょう。

 

家全体ではなく、生活する1階を重点的に高気密・高断熱化

家全体ではなく、生活する1階を重点的に高気密・高断熱化

ゾーン断熱とは住宅全体を一度に改修するのではなく、毎日の生活に必要な空間(今回は主に1階部分)に絞って断熱・気密工事を行う手法です。

厚木・海老名エリアの冬の冷え込みに備えるため、床下、壁、1階の天井部分に高性能な断熱材を充填し、窓には断熱性の高い内窓(二重窓)を設置します。使わない2階や廊下は既存のままにすることで、断熱工事の費用を抑えられます。

ご夫婦が常に過ごす1階のLDKや寝室と水回りの快適性を集中的に高められるため、限られた予算で効果を得やすい方法です。

 

階段に引き戸を設置し、2階との温度差と空気の流出入を抑える

階段に引き戸を設置し、2階との温度差と空気の流出入を抑える

1階だけを断熱した場合に課題となるのが、断熱していない2階との間に生じる温度差です。暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ動く性質があるため、そのままでは1階で暖めた空気が階段を伝って2階へ逃げて2階の冷気が1階に流れ込みます。

これを抑えるために効果的なのが、1階と2階を区切る間仕切りです。階段の入り口に引き戸を新設したり、厚手のロールスクリーンを取り付けたりすることで空気の流れを抑えられます。

断熱していない2階との境界部分の処理によっては、結露が発生する可能性もあります。天井や階段まわりの断熱・気密の仕様は、設計段階で十分に検討しておくことが大切です。

 

エアコン1台で快適に過ごしやすい、ヒートショック対策にも有効な住まい

エアコン1台で快適に過ごしやすい、ヒートショック対策にも有効な住まい

ゾーン断熱と階段の間仕切りを適切に整えることで、住宅全体の空調性能は大きく高まります。お住まいの間取りや断熱の仕様によりますが、20〜24畳ほどのゆとりあるLDKであっても、エアコン1台で1階全体の室温をムラなく維持しやすくなります。快適な温度を保ちながら光熱費の負担を軽減できる点は、将来の年金生活を考慮すれば魅力です。

さらに居間だけでなく廊下や洗面所、トイレに至るまで1階の温度差が改善されるため、暖かい部屋から冷え込んだ脱衣所へ移動する際などに生じる「ヒートショック(急激な血圧変動による健康被害)」のリスク低減にもつながります。

 

収納力とデザイン性を高める、心地よい空間づくり

収納力とデザイン性を高める、心地よい空間づくり

 

1階だけで生活が完結するということは、2階に置いていた荷物も1階に収める必要があるということです。またご夫婦が長く過ごす空間だからこそ、実用性に加えて心が落ち着くデザインも大切になります。

限られた1階の面積で収納力を高める工夫と、自然素材を活かした心地よい空間づくりのアイデアを紹介します。

 

奥行きを最適化。造作棚とウォークインクローゼットで収納力アップ

扉のない「ウォークインクローゼット」で家事ラクに

古い家によくある奥行きの深い押し入れは奥の物が取り出しにくく、デッドスペースになりがちです。ワンフロアリノベーションではこうした収納を見直し、奥行きを現代の暮らしに合わせて40cm〜50cm程度に最適化します。

そのうえで、高さを自由に調整できる「造作可動棚」や、洋服をハンガーのまま収納できる「ウォークインクローゼット」を新設します。使う場所のすぐそばに必要なサイズの収納を配置することで、以前の住まいより使える収納スペースを大きく増やせる可能性があります。

来客時に生活感のあるものをさっと隠せる設計にしておけば、いつでも片付いた状態を保ちやすくなります。

→ 収納について詳しくはこちら

 

家具に複数の役割を持たせ、床に物を置かない暮らし

家族の気配を感じる動線設計と1階への防音対策

限られた1階の面積を広く使うには、家具の考え方を見直すのが効果的です。1つの家具に複数の機能を持たせて、置く家具の数を減らします。

たとえばキッチンカウンターの一部をワークデスクやダイニングテーブルとして兼用する、リビングのソファの下を大容量の引き出し収納にする、といった工夫があります。

床に直接置く家具をできるだけ減らし、壁面を活かした造り付けのテレビボードや、天井から吊るすシェルフなどを取り入れれば、床が広く見えてロボット掃除機での掃除もしやすくなります。

 

自然素材を取り入れ、室内と庭をつなぐ心地よさ

自然素材を取り入れ、室内と庭をつなぐ心地よさ

ご夫婦のセカンドライフを豊かにするために、内装にはぜひ自然素材を取り入れてみてください。

たとえば天井には光をやわらかく反射する素材を使い、壁には湿気を吸ったり吐いたりする調湿性のある塗り壁材を選ぶ方法があります。毎日素足で歩く床には、温もりのある無垢材を使うと足触りも空間の雰囲気も心地よいものになります。

さらに大きな窓やスライド式のドアを設けて庭の緑を取り込めば、室内と屋外がゆるやかにつながります。家にいながら季節の移ろいを感じられる空間は、穏やかで豊かな時間を過ごす場になります。

なお使用する素材や仕様は、ご予算や建物の状態に応じて選べます。気になる素材があれば、計画の段階でご相談ください。

 

まとめ

まとめ (47)

子どもが巣立った後の住まいづくりでは、費用や手続きの負担がかかりやすい減築のほかにも選択肢があります。厚木市や海老名市でこれからのセカンドライフを楽しむなら、2階を残したまま1階を整える「ワンフロアリノベーション」も、有力な選択肢のひとつです。

ゾーン断熱で1階の快適性を高めてバリアフリーに配慮した回遊動線と自然素材の心地よさを取り入れれば、ご夫婦の暮らしはぐっと豊かになります。予算を抑えつつも将来の健康リスクにも備え、平屋のようにコンパクトで機能的な住まいを手に入れる。そんな住まいづくりを、ぜひリノベハウスと一緒に計画してみませんか。

 

→リノベハウスのモデルハウス見学はこちら

 

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