「キッチンだけ交換」が一番損をする?建築のプロが教えるリノベーションの見えないコスト|ブログ|厚木市のリノベーション&大規模リフォーム専門店「リノベハウス」

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2026.01.19

「キッチンだけ交換」が一番損をする?建築のプロが教えるリノベーションの見えないコスト

お役立ちコラム

毎日使うキッチンやお風呂。ある日突然、給湯器からお湯が出なくなったり、シンク下のパイプから水漏れが見つかったりすると、生活がストップしてしまい焦ってしまいますよね。

「とりあえず壊れたところだけ直して、使えるようにしたい」

そうお考えの皆様、少しだけ手を止めてください。 その「とりあえずの修理」が、実は数年後に数百万円単位の損失を生む「誤った選択」になる可能性が高いことをご存知でしょうか。

私たちリノベハウスは、厚木・海老名地域において、一軒家丸ごとの大規模リフォーム(リノベーション)に特化しており、部分的なリフォームは承っておりません。なぜなら、「築40年前後の家において、水回りの故障は単なる設備の寿命ではなく、家全体の構造的限界のサイン」だからです。特にこのエリア特有の湿気や寒暖差は、見えない壁の中で確実に家を蝕んでいます。表面だけをきれいにしても、根本的な問題は解決しません。

今回は、2026年の最新補助金情報や、数多くの現場を見てきたプロの視点から、「なぜ水回りの故障をきっかけにフルリノベーションすべきなのか」を詳しく解説します。 30年後も後悔しない住まいづくりのために、ぜひ最後までお読みください。

 

水回りの不調は建物のSOS

水回りの不調は建物のSOS

 

まずは、世の中の多くの家で何が起きているのか、客観的なデータを見てみましょう。

 

リフォームのきっかけ第1位は「設備の故障」

住宅リフォーム市場において、「水回り」は最大のシェアを占めており、その市場規模は全体の約31%に達しています。リフォームを決断する最も多い理由が「劣化や壊れた部位の更新・修繕」であり、中でも給湯・排水・衛生器具設備といった「水回り」のトラブルが最多です。

多くの方が、こうした「壊れたから直す」という受動的な理由でリフォームを始めていますが、築年数が経っている住宅の場合、思わぬ落とし穴がある可能性があります。

 

築25年〜35年は「家の曲がり角」

築年数とリフォームの関係を見ると、以下の傾向がわかります。

★築15年〜25年
設備の故障が散見され始める時期。パッキンの劣化や給湯器の不調など、軽微なトラブルが中心です。 

★築25年〜35年(1991年〜2000年竣工)
設備交換や外装改修のピーク。いわゆる「更新ラッシュ」の真っ只中であり、配管自体の寿命も近づいています。 

★築35年以上(1990年以前竣工)
部分的な修理では追いつかず、「全面改装か、建て替えか」という根本的な判断を迫られる時期です。

厚木・海老名エリアにも多い築40年前後の物件にお住まいの方にとって、水回りの故障は単なる「機械の故障」ではありません。 「家全体のインフラ(配管)と構造(土台・柱)が限界を迎えている」という、建物からの緊急SOSなのです。

 

「設備交換だけ」がなぜ損なのか?ポイントは費用の仕組み

「設備交換だけ」がなぜ損なのか?ポイントは費用の仕組み

 

なぜ、設備交換(部分リフォーム)だけでは不十分で、結果的に損をしてしまうのか。ここでは具体的な工事工程と、費用の仕組みに基づいて解説します。

 

壁と床の「多層構造」を知る

家の壁や床は、何層にも重なってできています。 表面に見えている「壁紙」や「フローリング」の下には、「石膏ボード(下地)」があり、その奥に「断熱材」「柱(構造体)」「配管」が隠れています。

キッチンやお風呂を交換するには、給排水管やガス管の位置を調整する必要があります。そのためには、一度、表面の床や壁を壊して、配管工事を行い、また新しい床や壁を作って塞ぐという工程が必ず発生します。

 

部分リフォームで発生する「無駄なコスト」

もし、今「キッチン交換」だけを行い、5年後に「寒さが辛いから断熱工事をしたい」と思った場合、どうなるでしょうか?

今回の工事: キッチンの周りの壁を壊し、復旧する。(1回目の費用発生)

5年後の工事: 断熱材を入れるために、せっかくきれいにした壁やキッチンをもう一度取り外し、壁を壊す。(2回目の費用発生)

このように、「解体費」「養生費」「廃材処分費」「大工さんの手間賃」が2回分発生してしまうのです。一度スケルトン(骨組みだけ)の状態にしてしまえば、配管も断熱も耐震補強も、たった1回の「解体・復旧コスト」ですべて施工できます。

 

「見えない部分」こそが家の寿命を決める

また、築40年の家では、壁の中の「断熱材」が重力で落ちてしまっていたり、湿気でカビていたりすることがほとんどです。 設備交換だけの工事では、壁の表面を少し開ける程度なので、この根本的な問題を解決できません。 「ピカピカの最新キッチンが入ったけれど、足元は隙間風で寒く、カビの臭いも消えない」という悲劇は、こうした「見えない部分」への手当てを省略した結果起こるのです。

 

厚木・海老名エリア特有のリスクと「見えない劣化」

厚木・海老名エリア特有のリスクと「見えない劣化」

 

相模川や丹沢山系に近いこの地域は、湿気や盆地特有の寒暖差が激しく、築40年近い木造住宅は過酷な環境にさらされ続けてきました。この地域で資産価値を守るために不可欠な視点について、詳しく解説します。

 

湿気とシロアリのリスク

このエリアは相模川沿いの湿潤な空気や、盆地特有の寒暖差の影響を受けやすい地域です。 中古住宅やリフォーム相談で非常に多いのが、「漏水(水漏れ)」に起因する構造トラブルです。

恐ろしいのは、目に見える水漏れはほんの一部だということ。 床下や壁の中でじわじわと広がった水漏れは、以下のような深刻な二次被害を引き起こします。

◆土台や柱の腐食
湿った木材は、シロアリの大好物です。お風呂場のタイルを剥がしてみたら、「柱が腐ってスカスカになっており、指でつつくと崩れ落ちた」というケースは、このエリアの築古物件では決して珍しくありません。

◆古い配管のリスク
築40年前後の家では、排水管に「鉄管」や「陶管」が使われていることがあります。これらは経年劣化でサビや割れが生じやすく、詰まりの原因になります。現在の主流である「塩ビ管」へすべて交換するには、床をすべて剥がす大規模工事が不可欠です。

 

「冬の寒さ」は命に関わる

厚木や海老名の冬は、底冷えします。特に築40年の家は「無断熱」に近い状態のことも多く、外気温の影響をダイレクトに受けます。 新しいお風呂を入れても、脱衣所やお風呂場自体が寒ければ、30代・40代であってもヒートショックのリスクはゼロではありません。

ご両親と同居されている場合はなおさらです。 リノベーションで「断熱区画」をしっかり作り直すことは、家族の健康を守る医療的な投資とも言えます。

 

築40年物件で「やってはいけない」こと・「やるべき」こと

築40年物件で「やってはいけない」こと・「やるべき」こと

 

築40年を超える住まいの再生において、リノベハウスがこれまでの経験から導き出した「成功のために絶対にやるべきこと」と「避けるべき失敗」を具体的にご紹介します。

構造的な制約が多い古い家では、新築と同じ感覚でプランを立てると後悔するリスクがあります。どこにお金をかけ、何を諦めるべきなのか。プロの視点で整理した、損をしないための明確な判断基準をお伝えします。これからのプランニングにぜひお役立てください。

 

✕ やってはいけないこと:断熱改修を伴わない水回りの移動

「キッチンを対面式にしたい」という要望だけで、配管を延長し、断熱補強をせずに配置を変えるのは危険です。 北側の壁際など、断熱不足の場所に配管を通すと、冬場に配管が凍結・破裂したり、結露で壁内が腐食したりするリスクが高まります。

 

〇 やるべきこと:エリア断熱と窓の交換

予算の都合で家全体の断熱が難しい場合でも、LDKや水回りなど「生活の中心となるエリア」に絞って、徹底的に断熱改修を行うこと(ゾーン断熱)を推奨します。

★窓の性能アップ
熱の出入りが最も多い「窓」を、樹脂サッシやLow-E複層ガラスに交換します。このエリアは国道246号線や圏央道、小田急線の騒音も気になる場所が多いため、内窓(二重窓)の設置は断熱だけでなく「防音効果」も劇的に高めます。 

★床下・天井裏の断熱
水回りの工事で床を剥がした際、高性能な断熱材を隙間なく充填します。これで足元の冷え(底冷え)が劇的に改善します。

 

〇 やるべきこと:具体的な数値に基づいた間取り変更

「広々とした」という感覚だけでなく、数値で計画します。 昔の廊下は有効幅780mm程度が一般的ですが、現代の生活や将来の車椅子利用を考慮すると、有効幅850mm〜900mmは確保したいところ。 水回りの位置を動かす際、こうした「通路幅」や「家事動線の歩数」まで計算して設計できるのが、フルリノベーションの強みです。

 

【2026年版】厚木・海老名で使える補助金詳細

【2026年版】厚木・海老名で使える補助金詳細

 

リノベーションは大きな出費ですが、国や自治体の支援制度をうまく組み合わせることで、実質的な負担を数百万円単位で抑えることが可能です。 ここでは、2026年(令和8年)に向けて継続・新設される見込みの主要な補助金について解説します。 ※各制度の詳細は変更される可能性があるため、必ず最新情報を各自治体までお問い合わせください。

 

国の大型補助金「住宅省エネ2026キャンペーン」

2024年、2025年と大好評だった「省エネキャンペーン」は、2026年も後継事業として継続される見通しです。

◆先進的窓リノベ2026事業(環境省)
最も還元率が高いと注目されている制度です。 既存の窓を「内窓設置」や「外窓交換」で断熱改修する場合、工事費用の1/2相当〜最大200万円(※2025年実績ベース)が補助されます。 厚木・海老名の寒い冬を乗り越えるためには必須の工事であり、使わない手はありません。

2子育てエコホーム支援事業の後継(国交省)
「みらいエコ住宅2026事業(仮称)」などの名称で継続が予想されます。 子育て世帯や若者夫婦世帯が、断熱改修やエコ住宅設備(節水トイレ・高断熱浴槽など)の設置を行う場合に補助が出ます。リノベーションの場合、上限額が引き上げられる特例もあり、非常に使い勝手の良い制度です。

給湯省エネ2026事業(経産省)
高効率給湯器(エコキュートやハイブリッド給湯器)への交換に対して補助が出ます。光熱費削減にも直結します。

 

厚木市・海老名市の独自補助金

【厚木市】親元近居・同居住宅取得等支援事業補助金
親世帯と同居、または近居するために住宅を取得・改修する場合、条件に応じて数十万円の補助が受けられる制度です。実家リノベには最適です。

【海老名市】住宅断熱改修促進事業・木造住宅耐震改修補助
海老名市は独自の断熱改修補助(窓や断熱材)や、耐震補強工事に対する手厚い助成制度を持っています。特に昭和56年5月以前の旧耐震基準の建物の場合、耐震工事とセットで行うことで大きな補助が見込めます。

これらの補助金は「予算がなくなり次第終了」です。例年、春から夏にかけて申請が殺到します。 1月〜2月のうちに現地調査とプランニングを済ませておけば、制度開始の3月〜4月にスムーズに申請でき、確実に補助金を受け取ることができます。

 

【Q&A】よくある質問

【Q&A】

 

大規模リノベーションを検討する際、多くの方が不安に感じる点についてお答えします。

Q.住みながらのリノベーションは可能ですか?

A. 基本的には「仮住まい」をお願いしております。
部分的な工事とは異なり、リノベハウスでは床や壁を剥がし、断熱材や配管を一新します。大量の粉塵や騒音が発生し、キッチンやお風呂が数ヶ月使えなくなるため、生活しながらの工事は現実的ではありません。お客様の安全と、工期短縮・品質確保のために、一時的なお引越しを推奨しています。

Q.工事期間はどれくらいかかりますか?

A. 一般的な木造2階建てのフルリノベーションで、約3ヶ月〜4ヶ月程度です。
建物の大きさや工事内容(増築の有無など)によって前後します。着工前のプランニング期間(2〜3ヶ月)を含めると、トータルで半年ほどのプロジェクトとなります。

 

あなたの家の「健康診断」チェックリスト

チェックリスト

 

最後に、ご自宅の状況をセルフチェックしてみてください。以下の項目のうち、一つでも当てはまる場合は、設備交換ではなく「構造を含めたリノベーション」を検討すべきサインです。

★水回りのチェック★
キッチンや洗面台の下から、カビ臭いにおいがする。
お風呂の入り口付近の床(フローリングやクッションフロア)が、踏むとブカブカする。
水道の蛇口を閉めても、ポタポタと水が垂れる、または水道メーターが回っている気がする。

★ 室内環境のチェック★
冬場、窓の結露がひどく、カーテンにカビが生える。
暖房をつけても足元が寒く、スリッパが手放せない。 
廊下やトイレに行くと、極端に寒い(温度差がある)。

★ 構造・外装のチェック★
基礎のコンクリートに、名刺が入るようなひび割れ(クラック)がある。
外壁の目地(コーキング)が切れている、または外壁にヒビがある。

これらの症状は、人間で言えば「自覚症状が出ている状態」。 部分修理で対応せず、建物診断を受けるべきタイミングです。

 

故障はきっかけ、決断はこれからの人生のために

故障はきっかけ、決断はこれからの人生のために

 

水回りの故障は、確かに予期せぬトラブルであり、ストレスです。 しかし、私たちはそれを「家が生まれ変わるための、最初で最後のチャンス」だと捉えています。

多くの人は水回りの不調をきっかけにリフォームを検討しますが、そこで「どこまでやるか」によって、その後の30年の生活の質は大きく変わります。

「うちの家、もしかして見えないところが傷んでいるかも?」
「2026年の補助金を使って、賢く性能向上リノベをしたい」

そう思われた方は、ぜひ一度ご相談ください。 現在の家の状況を正しく診断し、あなたのライフスタイルに最適なリノベーションプランをご提案いたします。

 

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