【戸建て断熱リノベーションの費用と効果を解説】快適な家を作るには「まるごと」断熱が必要な理由|ブログ|厚木市のリノベーション&大規模リフォーム専門店「リノベハウス」

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2025.12.04

【戸建て断熱リノベーションの費用と効果を解説】快適な家を作るには「まるごと」断熱が必要な理由

お役立ちコラム

冬の朝、布団から出るのがつらいほどの寒さや、暖房をつけても足元が冷える底冷え。戸建て住宅にお住まいの方なら、一度は「もっと暖かい家にしたい」と考えたことがあるのではないでしょうか。 断熱リノベーションは、単に部屋を暖かくするだけでなく、光熱費の削減やご家族の健康を守るためにも非常に効果的な手段です。

しかし、一口に断熱と言っても、「窓だけ変えればいいの?」「壁まで壊すと費用が高そう」といった疑問や、「本当に元が取れるのか」という費用の不安も尽きません。 この記事では、断熱リノベーションの具体的な「効果」と、部位ごとの「費用相場」、そして後悔しないために知っておきたい「部分断熱」と「まるごと断熱」の違いについて、専門家の視点で詳しく解説します。

 

断熱リノベーションで得られる「3つの効果」

断熱の3つのポイント

断熱リノベーションの効果は「暖かくなること」だけではありません。家の寿命や資産価値にも関わる重要な3つの効果を深掘りします。これを理解することで、リノベーションにかける費用の「価値」が見えてきます。

効果①:【健康・快適】ヒートショックの予防と温度差の解消 

最大の効果は、家の中の「温度差」がなくなることです。断熱性の低い家では、暖かいリビングから寒い廊下や浴室へ移動した際に、急激な温度変化で血圧が乱高下する「ヒートショック」のリスクが高まります。 しっかりとした断熱リノベーションを行うと、家全体が魔法瓶のような構造になり、どこにいても一定の室温が保たれます。これにより、ヒートショックのリスクが激減し、冬の朝もスッと起きられるような、身体に負担の少ない快適な暮らしが手に入ります。

効果②:【経済性】冷暖房効率アップによる光熱費の削減 

断熱性が高まると、一度暖めた(冷やした)空気が外に逃げにくくなります。これにより、エアコンの効きが劇的に良くなり、稼働時間を減らすことができます。 一般的な試算では、無断熱の家を現代の省エネ基準(断熱等級4以上など)へリノベーションすることで、年間の冷暖房費を数万円単位で削減できるケースもあります。初期費用はかかりますが、ランニングコストの削減によって、長い目で見れば経済的なメリットも大きくなります。

効果③:【耐久性】結露・カビの防止と家の寿命延長 

古い戸建ての悩みである「結露」。これは窓だけでなく、壁の内部でも発生している可能性があります。壁の内部の結露は、柱や土台を腐らせ、シロアリを呼ぶ原因となり、家の寿命を縮めます。 適切な断熱リノベーション(気密工事含む)を行うことで、この結露を抑制できます。カビやダニの発生も防げるため、アレルギーなどの健康被害を減らすとともに、家そのものを長持ちさせる効果があります。

 

【部位別】断熱リノベーションの種類と費用相場

断熱の費用相場

断熱リノベーションには、手軽な「部分施工」から本格的な「フルリノベーション」まで様々な種類があります。読者が最も知りたい「どこを直すといくらかかるのか」という費用相場を、部位別に分かりやすく解説します。

窓の断熱:最もコスパが高い対策(費用:数万円~50万円) 

家の中で熱が一番逃げていく場所は「窓」です(冬場は約50〜60%の熱が流出)。そのため、窓の断熱は費用対効果が最も高い工事です。

◎内窓(二重窓)の設置◎
既存の窓の内側にもう一つ窓をつける方法。1箇所あたり5万〜15万円程度。工期も半日〜1日と短く、手軽です。

◎サッシ交換(カバー工法)◎
古いサッシ枠の上に新しい枠を被せ、ペアガラスや樹脂サッシにする方法。1箇所あたり15万〜30万円程度。

 

床・天井の断熱:底冷えと夏の暑さ対策(費用:20万~100万円) 

足元の冷えが気になる場合は「床下断熱」、2階が暑すぎる場合は「天井断熱」が有効です。

◎床断熱◎
床板を剥がして断熱材を入れる方法と、床下から潜って断熱材を吹き付ける・貼り付ける方法があります。一般的な広さで30万〜60万円程度。

◎天井断熱◎
天井裏に断熱材(グラスウールなど)を敷き詰める、または吹き込む方法。20万〜50万円程度。 いずれも、壁を壊さずに施工できる場合が多く、比較的採用しやすいリノベーションです。

 

壁の断熱(全体):根本的な性能向上(費用:200万~) 

壁の断熱は、家の性能を根本から変える工事ですが、壁を剥がす必要があるため大掛かりになります。

◎充填断熱(内断熱)◎
室内側の壁を壊し、柱の間に断熱材を入れる方法。内装リフォームとセットで行うのが一般的です。

◎外張り断熱◎
外壁の上から断熱材で覆う方法。外壁塗装や張り替えのタイミングで行います。 費用は施工面積によりますが、家全体を行う場合は200万〜500万円以上かかることもあります。しかし、効果は絶大です。

 

「部分断熱」と「まるごと断熱」どちらを選ぶべきか

丸ごと断熱の必要性

「予算に合わせて、とりあえず寒い場所だけ直せばいいかな」とお考えの方も多いかもしれません。 しかし、断熱リノベーションにおいて、安易な「部分施工」はかえって住環境のリスクを招くことがあります。 ここでは専門家の視点から、知っておいていただきたい「部分断熱のリスク」と、私たちが「まるごと断熱(フルリノベーション)」を推奨する理由についてお伝えします。

部分断熱の落とし穴。「温度差」が新たなリスクに 

「寒いお風呂とリビングだけ断熱したい」というご要望はよくあります。しかし、家の中で「暖かい部屋」と「寒い部屋(廊下やトイレなど)」が混在すると、かえって温度差(ヒートショックのリスク)を強調してしまうことがあります。 また、断熱した部屋とそうでない部屋の境界で「結露」が発生しやすくなるリスクもあります。部分断熱を行う場合は、生活動線を考慮した慎重な計画が必要です。

まるごと断熱(フルリノベーション)が推奨される理由 

築年数が古く、これから長く住み続ける予定なら、家全体を断熱改修する「まるごと断熱」が最もおすすめです。 壁・床・天井・窓をトータルで改修することで、家中の温度が均一になり、快適性が格段に上がります。また、壁を剥がすタイミングで「耐震補強」も同時に行えるため、安全性も向上します。 初期費用はかかりますが、補助金などを活用しつつ、将来の光熱費や医療費、メンテナンス費を考えれば、十分に価値のある投資です。

 

2025年も活用!断熱リノベーションの補助金制度

補助金制度 (1)

断熱リノベーションは国策として推進されているため、手厚い補助金が用意されています。費用負担を減らすために知っておくべき、代表的な制度を紹介します。

窓リノベや子育てエコホームなど国の支援策

■先進的窓リノベ事業■
窓の断熱改修(内窓、交換)に対して、工事費の1/2相当〜最大200万円という非常に高額な補助が出る制度です。最も利用しやすく効果が高いです。

■子育てエコホーム支援事業■
断熱改修に加え、エコ設備の導入などを行う場合に利用できます。

■次世代省エネ建材の実証支援事業■
高性能な断熱材や玄関ドアなど、家全体の断熱改修を行う場合に適しています。 これらの補助金は年度ごとに予算や要件が変わるため、最新情報の確認が必須です。

 

効果を最大化するためのプランニング

プランニングの重要性

「良い断熱材を使えば、必ず暖かくなる」とは限りません。 実は、同じ材料を使っても、事前の計画や施工の精度によって、その効果には大きな差が生まれます。 だからこそ、リノベハウスでは「お客様との対話」と「建物の現状診断」を何よりも大切にしています。ここでは、断熱リノベーションの費用対効果を最大化するために私たちが実践している、プランニングのこだわりについてお話しします。

家の「現状診断」なしに断熱工事は成功しない 

断熱リノベーションで失敗しないためには、まず「今の家のどこから熱が逃げているか」を知ることが重要です。窓なのか、床下なのか、あるいは隙間風(気密性の低さ)なのか。 リノベハウスでは、事前の現地調査を徹底し、家の健康状態を診断します。その上で、「この家には内窓が一番効果的」「ここでは床断熱を優先すべき」といった、費用対効果の最も高いプランをご提案します。

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まとめ

まとめ (3)

戸建ての断熱リノベーションは、冬の寒さや夏の暑さを解消し、ご家族の健康と家計を守るための有効な手段です。 窓だけの部分的な対策から、家全体を包み込むフルリノベーションまで選択肢はありますが、大切なのは「どのレベルの快適さを求めるか」と「家の現状」をマッチさせることです。

「うちの家はどこを直せば一番暖かい?」「費用はいくらかかる?」 そんな疑問をお持ちの方は、ぜひリノベハウスにご相談ください。私たちはお客様との対話を通じて、ご家族にとって本当に価値のある「快適な住まい」をつくるプランニングをご提案します。

 


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