厚木市で、築年数が経ったご自宅のリノベーションを考え始めたとき、「せっかくなら間取りも変えたい」「でも、地震も心配…」と、「理想の暮らし」と「家の安全性」の間で悩んでいませんか？ 特に「耐震補強」と聞くと、「いったい費用はいくらかかるんだろう？」と不安に感じている方も多いかもしれません。
この記事では、耐震補強リノベーションにかかる費用の考え方や、厚木市で使える補助金制度について解説します。 私たちリノベハウスは、お客様との「対話（ヒアリング）」を何よりも大切にし、ご家族の理想の間取りと、プロの目から見た必要な耐震性能、その両方を叶える「最適なプラン」の結果として、費用をご提示します。
まずは、耐震リノベーションの基本から見ていきましょう。
耐震補強はリノベーションと同時が賢い選択
「耐震補強」と「リノベーション」、もし別々に考えているなら、ぜひ一度立ち止まってください。多くの場合、この2つを同時に行うことが、費用の面でも、間取りの自由度の面でも、圧倒的に有利になります。なぜなら、大規模リノベーションは家の内部（構造体）を見ることができる、またとない機会だからです。
理由①：解体・復旧の費用が「一度」で済む
耐震補強工事は、壁や床を一度剥がして、柱や梁といった構造体をむき出しにする必要があります。もしリノベーションと別々に行うと、リノベーションのために壁を解体し、きれいに仕上げた数年後、今度は耐震補強のためにまた壁を壊す…ということになりかねません。 これでは、解体費用や内装を元に戻す復旧費用が二重にかかってしまいます。
間取り変更などで壁を解体するリノベーションのタイミングで一緒に行えば、この無駄なコストを丸ごと削減できます。
理由②：家の弱点を正確に把握して根本治療できる
普段の生活では見えない柱の腐食やシロアリの被害、基礎のひび割れなどは、耐震性を著しく低下させる原因です。リノベーションで壁や床を剥がした際に、こうした家の「弱点」をプロの目で直接確認できます。 耐震診断の数値だけでは分からない本当の現状を把握した上で、適切な補強や修繕を行えるため、その場しのぎではない根本的な治療が可能になります。
理由③：「間取りの自由」と「安全性」を両立できる
これがリノベーション専門会社ならではの視点です。耐震補強だけを考えると、「この壁は壊せません」と、間取りに制約が出ることがあります。 しかし、「リノベーションと同時」であれば、「この壁を撤去して広いLDKにする代わりに、こちらの壁を強く補強しましょう」という、設計上の柔軟な発想（プランニング）が可能です。
理想の間取りと安全性を天秤にかけるのではなく、両立させるご提案ができるのです。
厚木市でリノベーションの第一歩は耐震診断
では、具体的に何から始めるのか。それは、お客様の家の状態を知る「耐震診断」です。特に、厚木市・海老名市エリアでリノベーションを検討している戸建ての多くは、この診断が非常に重要です。
あなたの家は？耐震補強が特に必要な「旧耐震基準」の家
耐震基準には、大きな節目があります。それは昭和56年（1981年）5月31日です。これ以前に建築確認を受けた家は「旧耐震基準」と呼ばれ、震度5程度の地震で倒壊しないことが基準でした（現在の震度6強～7に耐える基準とは異なります）。
厚木市で築30年、40年を超える戸建てのリノベーションをお考えの場合、この旧耐震基準である可能性が高いです。まずはご自宅の建築年（建築確認日）を確認してみましょう。
耐震診断では何がわかる？
耐震診断では、専門家が家の図面を確認し、現地で基礎の状態、壁の量とバランス、使われている金物、屋根の重さなどを調査します。これにより、「耐震評点（Iw値）」という数値で、家の耐震性が客観的に分かります。 評点が1.0未満の場合は「倒壊する可能性がある」とされ、補強の必要性が高いと判断されます。
この診断結果が、次の「どんな補強がどれくらい必要か」というプランニングの土台になります。
耐震リノベーションの「費用」は何で決まるのか？
耐震リノベーションの費用は、「総額でいくら」と一概に言えるものではありません。「壁の補強に〇〇万円」といった単純な足し算ではなく、費用は主に3つの要因によって大きく変動します。それは、「家の現状」「お客様の理想の間取り」、そして「工事の内容」です。ここでは、費用がどのように決まるのかを詳しく解説します。
費用要因①：家の「現状（診断結果）」で変わる
耐震補強の費用は、耐震診断の結果（評点）によって大きく変動します。例えば、評点が0.5の家を1.0まで引き上げるのと、評点0.9の家を1.0にするのとでは、必要な工事量（壁の量や金物の数）が全く異なります。 また、診断で基礎に大きなひび割れが見つかれば、基礎の補修・補強費用が追加で必要になります。家の状態は一軒一軒すべて違うため、費用が「一律〇〇万円」になることはあり得ません。
費用要因②：お客様の「理想の間取り」で変わる
ここがリノベハウスのプランニングで重要な点です。例えば、お客様が「1階の壁を全部取って、柱と梁だけの大空間LDKにしたい」というご要望をお持ちだとします。 その場合、撤去する壁（耐力壁）の代わりに、別の場所に新しい壁を新設したり、梁を太いものに入れ替えたりする必要があります。こうした「理想の間取り」を実現するための補強と、現状の間取りのまま補強するのとでは、費用が変わってきます。
費用要因③：工事の「内容と範囲」で変わる
耐震補強工事には、いくつかの種類があります。
◎壁の補強: 筋交い（すじかい）を入れる、構造用合板を張る。
◎接合部の補強: 柱と梁、土台などを専用の金物で固定する。
◎基礎の補強: ひび割れを補修する、コンクリートを増し打ちする。
◎屋根の軽量化: 重い瓦屋根を、軽い金属屋根（ガルバリウム鋼板など）に葺き替える。
これらの工事のうち、「どの工事を、どれくらいの範囲で行うか」によって、費用は増減します。
厚木市で使える！耐震補強の補助金と減税制度
耐震リノベーションは、国や自治体も強く推奨している工事です。そのため、費用負担を軽減するための「補助金」や「減税制度」が用意されています。厚木市で使える制度を中心に、賢く活用する方法をご紹介します。
厚木市の木造住宅耐震改修工事等補助事業
厚木市では、市民の安全を守るため、耐震改修工事に対する補助金制度を設けています。 例えば、「厚木市木造住宅耐震改修工事等補助事業」では、旧耐震基準（昭和56年5月31日以前）の木造住宅の耐震改修工事に対し、上限100万円程度の補助が受けられる場合があります。
この補助金を利用するには、「厚木市の耐震診断を受けていること」や「工事の契約前に申請すること」など、多くの条件があります。こうした複雑な手続きも、私たちがご相談に乗ります。
（※制度名や内容は年度により変わる可能性があります）
リノベーションで受けられる「減税制度」も活用
補助金とは別に、税金が戻ってきたり減額されたりと様々な制度があります。耐震リノベーションを行うと、「住宅ローン減税」の控除額が優遇されたり、工事費の一部が「所得税から控除」されたりします。 さらに、工事が完了した翌年の「固定資産税」が減額される措置もあります。これらの制度は、確定申告が必要ですが、大きなメリットがあります。
リノベハウスが大切にするのは「対話」
費用相場を調べることは大切ですが、それだけでは満足できるリノベーションは実現しません。私たちリノベハウスは、なぜお客様との対話（ヒアリング）を何よりも重視するのか。その理由と、私たちのプランニングへのこだわりをお伝えします。
価格ではなく納得できるプランをご提案します
私たちが目指すのは、価格の安さで選ばれることではありません。私たちがご提案したいのは、ご家族がこの先何十年も安心して、快適に暮らせるという価値そのものです。 耐震補強は、その安心の土台となる部分です。私たちは、なぜこの補強が必要なのか、この壁を補強すればどんな間取りが可能になるのかを、お客様が納得できるまで、お客様にわかりやすい言葉でとことんご説明します。
お客様の「理想の間取り」と「必要な安全」を両立させる対話
私たちのヒアリングは、単なるご要望伺いではありません。お客様の「こんな暮らしがしたい」という理想の間取りと、プロの目で見た必要な安全性能を、どうすれば両立できるかを探る作戦会議です。
「その理想を叶えるには、ここをこう補強しましょう」「こちらの壁を強くすれば、あちらの窓を大きくできます」…こうした「できない」ではなく「どうすればできるか」の対話こそが、リノベハウスのプランニングの真髄です。
まとめ
耐震補強リノベーションは、「家の健康診断（耐震診断）」から始まり、間取り変更と同時に行うことで費用面・性能面で最大の効果を発揮します。その費用は、家の現状やお客様の理想のプランによって決まる、オーダーメイドのものです。 厚木市には、耐震改修を支援する補助金制度もあります。こうした制度を活用し、不安を解消して理想の暮らしと安心を手に入れることが、リノベーションのゴールです。
「うちの家は耐震診断が必要？」「厚木市の補助金、使えるかな？」「こんな間取りにしたいけど、耐震は大丈夫？」 そんな漠然としたご不安やご要望を、ぜひ一度リノベハウスにお聞かせください。厚木市・海老名市エリアでの豊富な経験をもとに、お客様との対話を通じて、費用だけではない、ご家族にとって最良のプランをご提案します。
リノベーション展示場なら実際に見て触って実感できます！
リノベハウスのリノベーション展示場は、専門スタッフに直接相談できる展示場です。
実際に見て触って、暮らしのイメージも膨らみます。
リノベーションをご検討の方はリノベーション展示場に、お気軽にお越しください！
リノベハウスのInstagram更新中！
公式Instagramのフォローお待ちしています